これまでお盆は交通機関が混むからと言って避けていたのに、今年は珍しく息子達が帰ってきました。長男一家4人と次男一家4人、それに私達老夫婦が加わって10人の賑やかなお盆になりました。いっそのことなら三男一家まで揃っていたらと欲が出るのですが、夫々の都合があるのだから仕方がありません。

　　みんなが揃った13日から14日にかけては、1泊の小旅行を試みました。13日は秋芳洞に遊びました。中学生の孫が鍾乳洞に関する宿題を抱えていたので、孫の要望に応えることにしたのです。偶然にも洞の中で孫は学校（東京）の友達に会ったそうです。夜は山口県の温泉に泊まりました。山の中にある『一の俣温泉』というところ。美人の湯として有名だとか。みんなで飲んで、騒いで楽しい一夜でした。

　　14日は山口の嫁さんの実家にお邪魔する次男一家と旅館で別れてから、青海島一周の遊覧船に乗り、金子みすず記念館をゆっくり見学し、帰路の途中で角島灯台に立ち寄り、そして無事に自宅に帰りつきました。
　　15日早朝には仕事の関係で長男が帰り、そして今日、最後に残った3人が先ほど新幹線で帰ってゆきました。別れ際、孫は「来年も来るからね」という言葉を残して。

　　そして今夜からまた老夫婦の静かな生活が戻ってきます。淋しいような、ほっとしたような、気の抜けたような、今は複雑な心境です。