2010-09-09
200)党首選 2010.9.9
マスコミは、地方議員や党員・サポーターのポイントを含めると菅さんがややリードしているとか、国会議員に関しては小沢さんが優勢だとか、色々報道してくれますが、選挙というのはフタを開けてみなければ判らないというのもよく言われてきたことです。
私自身は、どちらが勝つかよりも、党首選の後の成り行きに関心があります。
菅さんが勝った場合、小沢さんはどう動くのでしょうか。過去の遍歴からみて、あの人がじっとしているとは思えません。選挙戦を通じて「菅憎し」の気持ちがいよいよ増幅した小沢さん、いずれは民主党の分裂に突き進むのではないでしょうか。
小沢さんが勝った場合、国民世論に完全に背を向けた民主党の選択に対して、国民はどんな反応を示すのでしょうか。生まれたばかりの小沢内閣は、世論の低い支持率にのた打ち回るということになりそうな気がします。またあの小沢さんのことだから、反小沢の面々を徹底的に冷遇して、党内抗争が激化するということも考えられます。
いずれにしても民主党政権の終末が近づいているように思えます。
私はその先の政界再編に期待しています。旧態依然とした自民党には魅力がありません。一方の民主党は未熟で頼りがありません。その上内部は右から左まで、色んな国家観を持つ議員の寄せ集めで、この国をどうしてゆくのかという肝心なことは何一つ決められません。
自民党も、民主党も、どちらも一度バラバラになって、もう一度やり直した方がいいのじゃないでしょうか。そして成熟し、安定した本格政権を誕生させてもらいたいものだと思います。