2010-10-05
210)なまはげと男鹿温泉(旅の報告 )
屋久島と同時に、日本で最初に世界自然遺産に登録されたという、白神山地へ。白神山地の中心部は世界最大級のブナの原生林で有名。その麓の十二湖の周辺を1時間ほど散策した。波ひとつない静かな湖面に周囲の山や木々が写真のように写っていた。真っ青な湖水を湛える『青池』という湖は神秘的だった。湧き出る水の温度と光の反射の関係でそんな色になるのだという説明を、現地の案内人がしてくれたが理解できなかった。深い森に囲まれて静かな癒された1時間だった。
男鹿半島へ。まずは八郎潟干拓の記念館。干拓当初は大変な苦労があったらしい。そして寒風山。年中風が吹くからその名がついたという山の上、回転展望台から干拓の全体像を見る。
真山伝承館。ナマハゲの実演をみる。男鹿半島では、各地域でナマハゲの行事が伝承されており、大晦日の夜、二人一組のナマハゲが各家庭を訪れるのだという。恐い面をかぶって、おどろおどろしい声を発して、迫力のある一方ではユーモラスな実演だった。なんでもナマハゲというのは「怠け」を「剥ぎ取る」からきた言葉らしい。
ナマハゲの後は見晴らしの良い八望台を経て、男鹿半島の先端入道崎から男鹿温泉へ。
男鹿温泉。桶の中のお湯に、焼いた小石を入れて、ジュージューと沸騰させ、沸騰したお湯に野菜や魚を投げ込んで、煮て、味噌で味付けするという、石焼料理の実演が珍しくまた美味しかった。
10月4日、月曜日。9:00ホテル出発。今日の観光は1ヶ所のみ、水心苑。小泉潟公園という県立公園の中にある庭園。自然を利用したいい庭園だった。入園料無料というのがまた良かった。
13:45秋田空港発、羽田で乗り換えて、定刻どおり17:15福岡空港着。今年の65会旅行も無事終了。幹事さんご苦労様でした。
一つだけ忘れていました。素晴らしいガイドさんとドライバーさんに恵まれたことです。ガイドさんは3日間喋り通し、休むことなく多方面にわたる案内をしてくれました。本を読み、インターネットで調べ、普段の努力を積み上げているということが窺える案内でした。別れ際に聞いた、ガイドさんの年齢は63歳、昭和22年生まれでした。仕事のある時だけ声がかかる、派遣会社所属のガイドさんだそうです。名前は桑田さん。ドライバーさんはいつもニコニコ笑顔が素敵で安全運転の50歳台、名前は七戸さんでした。ありがとうございました。(2010.10.05)