2010-11-22
231)就職内定率過去最低を記録
卒業時の景気の動向によって、学生の運不運が大きく左右される。仕方のないことではろうが、当の学生達にとっては割り切れない思いもすることだろう。
当初は耳慣れなかった「就活」という言葉も、今ではすっかり一般化した。その就活特別番組でへえ~と驚いたことが二つあった。
一つは就活のための「家庭教師」という職業の存在。一般的にはキャリアカウンセリングと呼ばれる支援のことだろうと思うが、街中でそのような看板を掲げて営業している人がおり、それを頼って相談に行く求職者がいるという事実。幼稚園の頃からお受験のための家庭教師に慣れて来た世代は、就活に当ってもやっぱり家庭教師に頼るということだろうか。社会人になって困難にぶつかったら、その時もやっぱり家庭教師が必要になるのかもしれないと思ってしまった。
もう一つは学生本人ではなく、両親向けの就職説明会や相談会をもつ大学があり、盛況を極めているという事実。子供に危機感がなくてのんびりしているから、代わりに親がしゃかりきになって就活をするという漫画みたいな風景だった。(2010.11.22)