2011-03-24
274)50回忌
内之浦という鹿児島県の中でも南の端にある村である。辺鄙な所だが、それでも昔は1万数千人の人口がいて、鹿児島に出るバスの本数も多かった。バスとフェリーを乗り継いで約4時間で鹿児島、たまに鹿児島に行くのは楽しい行事だった。
今は人口5000人弱、加えてモータリゼーションと高齢化の影響で、バスの利用者がいなくなった。必然的にバス会社は運行をやめる。新幹線が出来て、福岡から鹿児島までは近くなった。しかしそれから先の足がない。過疎化の進展は止まらない。
という訳で、19日、好きでもない運転をして車で帰った。自宅を出て内之浦までおよそ7時間。連続運転はきつい。往路は霧島温泉郷に寄り道、1泊した。いい温泉だった。
20日、霧島を早朝に発ち、法事にはなんとか間に合った。親戚や甥や姪やその子ども達やと久し振りに会った。みんなでワイワイ騒いでいるうちにはアルコールも相当に入ってしまった。20日は内之浦の国民宿舎に泊まり、翌朝内之浦を発った。復路は7時間連続の運転に耐えた。知らない道程でカーナビの威力を思い知った。高速道路代金が片道1000円だったのは嬉しかった。その恩恵に初めて浴した旅でもあった。(2011.03.24)