2011-03-10
269)民主党の大臣、議員
何を起こしても誰一人責任をとろうとしない民主党政権。その中で前原外相(前)の引き際は珍しくすみやかだった。中学生の頃から可愛がってもらった近所の焼肉屋のおばちゃん。そのおばちゃんが年間5万円を5年間、トータル25万円の政治献金をしていた。ところが彼女は韓国人だった。というのが問題とされて引責辞任した。
政治資金規正法では外国人からの寄付を禁じている。日本の政治が外国からの影響を受けるのを防ぐためである。外務大臣という外国を相手にするポストは、より強くそのことを意識しなければならない立場ではあった。
素人感覚では、たったそれくらいで・・・という気もするが、そんなことは政治に携わる者のイロハの常識なのかもしれない。その意味では前原さんは脇が甘かったと言えるのだろう。
話は変わる。それほどに外国人の政治への影響を排除したいというのに、それをはるかに飛び越えて、外国人に参政権を付与するという民主党の動きは言語道断である。絶対反対だ。
◎細川厚生労働大臣、長妻前大臣
年金の変更届けを出し忘れた専業主婦の救済問題で民主党政権が揺れている。公平性という一面から考えただけでも、正直者が馬鹿を見る、全くお粗末な救済策である。政権内部では、今の細川大臣と、前の長妻大臣の間で責任のなすりあいも表面化している。
どうも長妻大臣の時に決定した救済策らしい。長妻さんと言えば、政治主導と称して、官僚を信頼せず、使わず、対立し、官僚にそっぽを向かれた大臣と聞いている。この救済策にしても、官僚の経験やノウハウを取り入れていたら、絶対に起こりえないミスだったと思う。
政治主導を唱えて、官僚を遠ざけ、複雑な年金の仕組みを熟知していない政治家が決定して、官僚に実施を命じた・・・というのが実態だろう。それを今になって報告がなかったとか、課長通達でやったのが悪かったとか、官僚に責任を押し付けて処分までするとは聞いて呆れる。責任転嫁も甚だしい。
◎土肥議員
菅総理の有力側近議員、民主党の土肥議員が、韓国で開かれた集会で、共同宣言に署名した。共同宣言の中味は『日本政府に対し竹島(韓国名・独島)の領有権主張の中止を求める』というもの。日本固有の領土である竹島領有を諦めて韓国に渡せという主張である。民主党の中には主権意識の欠如した議員が多いらしい。
これに対し菅総理は「大変遺憾に思っている。竹島は日本固有の領土であるという立場は全く変わらない」と強調したという。何につけ、民主党の中はテンデンバラバラだ。(2011.03.10)