2011-10-28
346) 同窓会
早いもので、卒業してから50年になる。
たった一晩の宴会のために、はるばる鹿児島まで(?)
と、出席するかどうか、迷っていた。
“やっぱり行こうか”と、迷いを覚ます決定打になったのは、
50年間一度も会っていない親しかった友達からのメールだった。
以下、その抜粋。
『川埜殿。実に50年ぶりなので忘却の彼方かもしれませんが・・・
今迄とんと不熱心だった同窓会に今回参加申し込みしました・・・
今の所川埜君は出席予定になっていないようですが・・・
是非会いたいものです・・・
他に予定があるとは思いますが・・・
何とか万障繰り合わせて参加しませんか・・・
同席の栄に浴するならば小生の喜び、これに勝るものなく・・・
はるばる千葉くんだりから出かけて行く甲斐があるというもの』
残りの人生が数えるほどになってくると、
人は昔の仲間に会いたくなるものらしい。
近頃、頻繁に同窓(同期)会の案内が届くようになった。
中学の同期会が年明けに予定されている。
大学ゼミの仲間で11月に旅行するという案内も届いた。
同じ会社に同期で入社した仲間の旅行は年明け早々だ。
私だけじゃない。
ほぼ同年代の妻もやれ中学だ、やれ高校だ、
学年の集まりだ、クラス会だとよく出かけるようになった。
近く由布院で泊り込みの同窓会もあるとか聞いている。
同級生の多くが現役を引退してヒマになったこと、
それが最近の同窓会増加に表れているのかもしれない。
しかしもっと大きくみんなを突き動かしているのは、
元気に集まれる体力が自分達にあと何年残されているのか、
それがあまり長くはないだろうという意識・無意識、
・・・ではないかと思えるのである。
(2011.10.28)