6月9日午後、私が加入している「社団法人日本産業カウンセラー協会九州支部」の通常総会が実施された。いくつかの厳しい質問があったものの、全ての議案が原案通り可決決定された。まずは目出度しというところか。
　　総会の前には例年恒例の会員研修があった。今年の講師は当協会神奈川支部所属の「青木羊耳」氏。講演題目は「産業カウンセラーのアイデンティティ」。

　　終始笑いが絶えず、退屈する余地のない、会場のみんながぐいぐい引き込まれる講演だった。
　　中味は、「現役時間より長い定年後人生」という話に始まり、その時間をいかに生きてゆくべきかというのが主題だった。。
　　講師の長い実体験や積極的な生き様、そして幅広くて深い専門知識から織り成された話であり、今後の自分の生き方に色々と参考にすべきものが多かった。
　　その中でも特に頭に残っているのは、退職後にも何かをやってゆくためには、現役時代から居場所づくりをしておかなければならない・・・「居場所」とは、「頼りにされている」という自分の感じと、「居てくれて助かる」という周囲の反応から成り立つ・・・という話だった。　　

　　そして何よりも驚いたのは、青木氏が81歳だということ。とてもそんな年齢とは思えなかった。見かけが若々しい、考え方が若々しい。90分間ずっと立ちっ放しで休みなく話し続ける、氏の「体力」と「脳力」には感動した。
　　自分の70歳という年齢が、ひよこに思えてきた。あらためて、まだまだ頑張らなきゃ・・・と気を引き締められた講演だった。

　　通し番号によると、このブログもついに400回に達した。よくもまあこれほどまでに駄文を積み重ねてきたものである。（2012.06.11）