5月11日は母の日だった。妻のところにも息子（嫁）たちからのプレゼントが宅配便で届けられた。夫々が花やケーキや帽子などを選んで贈ってくれた。

妻は私にとって妻であって、母ではない。しかしまあいいか、と夫からもプレゼントを贈ることにした。最近やや太り気味の妻への贈り物は、健康増進ウォーキングである。

河内貯水池までドライブした。貯水池では車を置いて、池の周りをウォーキングした。綺麗な景色と、新緑と、水面を渡ってくる涼しい風に心を洗われるようだった。こんな巨大な施設を一民間企業が建設したという事実に驚きを覚えながら、整備された散策道を歩いた。

温泉施設で昼食を摂った後は「河内藤園」に藤の花を見に行った。以前から河内に私人がつくった藤園があるという話は聞いていたが、行ったことはなかった。

広い敷地に、長いトンネル型の藤棚、ドーム型の藤棚、平たくて広大な大藤棚などが作られ、年齢を経た古い藤の木が枝を大きく広げていた。種類によって花の時期は多少違うようだった。中には、まだ長い房をつけた木もあるものの、最盛期を過ぎ、花びらが大分落ちて、房が短くなっている木が多かった。

入園料の設定が面白い。花の咲き加減によって料金が変わるのだという。昨日は500円だった。1週間ほど前は1000円だったというから、昨日の花は500円の価値のある咲き具合だったのだろう。

かくして、母の日の妻へのプレゼントは、万歩計13000歩を越していた。（2014.05.12）