2014-05-23
602) 3人に1人
新疆ウイグル自治区ウルムチでは悲惨な爆発事件が起き、数十人の死者が出たという。ウルムチでは4月末にも同じような爆発事件が起きたばかりである。今回は中国政府の厳しい警戒態勢をかいくぐっての犯行だと報道されていた。もともとがイスラム教徒の少数民族ウイグル族の独立運動が根本にあるようで、中国がこれを認めるはずもなく、簡単には片付かない問題なのだろう。
親欧米派と親ロシア派が衝突を繰り返すウクライナ紛争もとどまるところを知らない。双方のデモ隊から多くの死者も出ているようだ。今後どんな解決が図られていくのだろうか。
タイでは以前から反政府派と政権支持派の双方が、大規模なデモ合戦を繰り返していたが、話し合いでは決着がつかず、ついに軍部によるクーデターに至ったと報道されている。
最近は報道されなくなったが、シリアの内戦はまだ続いていて、いまだに多数の犠牲者を出し続けているのだろうか。
南スーダンや中央アフリカなど、アフリカの国々でも武力紛争があったような記憶が残っているが、もう治まったのだろうか。
歴史の古いアフガン紛争はどうなったのだろうか。イラクはどうなっているのだろうか。
じつに世界人口の3人に1人は、何らかの武力紛争の戦禍に巻き込まれているという。平和な国、日本に生まれたことを心底感謝したいと思う。(2014.05.23)