622) サッカー・ワールドカップ
朝5時10分前に起床。すぐにテレビの前に陣取った。対コロンビア戦は過去の2戦よりもボールがよく回り、敵陣でプレーする時間が長かった。シュート数もずっと多かった。これはいけるぞと思った途端に、自陣でのきわどい守りがペナルティーキックの判定を受け、1点を先取された。これで駄目かと諦めかけていたら、前半終了間際、本田からのパスに岡崎がうまく反応、ヘッディングシュートが決まって同点に追いついた。
いい流れだ。後半に大きな期待を抱かせた。C組のもう1試合はギリシャが1対0でコートジボアールをリードしている。これも理想的な展開だ。日本が勝ちさえすれば決勝トーナメントに進出できるかもしれない。奇跡が起こるかもしれない。
しかし期待を抱かせたのはそこまでだった。後半はコロンビアにボコボコ得点されて、終わってみれば1対4の惨敗だった。
本田をはじめ選手たちの声として、ワールドカップでの優勝を目指しているといった話が何回も報道されていた。フアンも気持ちが大きくなる。予選リーグ突破は当然のこと、という気持ちになっていた。
しかし冷静になって考えてみると、日本はFIFAの世界ランキング46位である。ちなみに同じグループのコロンビアが8位、ギリシャが12位、コートジボアールが23位と日本よりはるかに高いランクづけがされている。結果からみると、ランク上位の2国が順調に決勝に進出したことになる。
日本の中心選手である本田も香川もキャプテンの長谷部も、ヨーロッパのチームに属してはいるものの、スタメンに選ばれることの少ない、いわば控えの選手である。レベルの高いそんなチームの中でエースをはっている選手たちが集まるのがワールドカップだ。日本が本当に優勝争いの仲間入り出来るのはまだまだ先のことになりそうだ。(2014.06.25)