1. 薬剤師の求人・転職TOP
  2. てげてげブログ
てげてげブログ
2015-02-16

732) 宗教

過激組織「イスラム国」の活動地域はイラクとシリアに限定されており、アメリカの空爆等でその勢力は縮小しつつあると思いこんでいた。ところがその活動地域が拡大しているらしき報道に驚いた。


『イスラム国は15日、ウエブサイト上で、リビアで拘束したキリスト教の一派、コプト教徒のエジプト人21人を殺害したとする映像を公開した。21人は出稼ぎで隣国リビアに滞在していたとみられる。イスラム国が活動拠点としてきたイラクとシリア以外でこれほどの残虐行為を働くのは初めてとみられ、勢力拡大の実態が浮き彫りとなった。』


イスラム国はインターネットを使って宣伝するのが上手いようだ。2人の日本人殺害の時の脅しや連絡もほとんど一方的にインターネットを通じてだった。

最近でも、日本が中東地域の支援を決定したことを理由に、今後日本人をテロの標的にすると、ウエブサイトで発表したというニュースが流れた。


デンマークでは立て続けに2件のテロ事件が発生し、イスラム過激派とみられる犯人は射殺された。犯人は過激組織のウエブサイト上での宣伝の影響を受けた人物と見做されているようだ。

今後、似たような事件が世界のあちこちでおきるのではないかと恐れられている。

インターネットを通じて世界中に過激思想がばらまかれ、多くの若者が感染してゆく。それは日本だって例外ではないのかもしれない。


イスラム国以外にも、ナイジェリアではボコ・ハラムという過激組織が、少女達を使って次々に自爆テロを繰り返しているという報道もある。

中東イエメンでは、イスラム教シーア派とスンニ派が争って、国家が崩壊したという報道も目にした。

これら全ての事件の根っこには宗教がある。人の魂を救うために生まれた宗教が、いまは世界を壊しつつあるようだ。(2015.02.16)

>> ブログ記事一覧へ