2015-06-17
750) すずめのお宿
メジロも渡り鳥もいつの間にか姿を消し、我が家のベランダは今やすずめが我が物顔でのさばっている。
早朝から集団でやって来ては、チーチ、チーチとうるさく餌の催促をする。
催促に負けてか、それともそれが楽しみなのか、妻が餌箱に餌を入れてやる。
餌は粟かひえか、そんな類の穀物だ。
どこからか、それを見張っているのだろう。ほどなく何十羽かのすずめの集団が、音を立ててザーッと降りてくる。しかしストレートに餌場にはやって来ない。
すぐ傍の茂みの中で暫く様子をうかがってから、いざ餌場だ。用心深い鳥だ。どう察知するのか、家の中で人が動いても一斉にサーッと逃げ去る。
良く見ていると子供に口移しに餌をやっている親鳥がいる。何組もの親子がいる。複数のひなの面倒を見ている親鳥もいる。ひなはずんぐりむっくり、太っている上に、尾羽が短いので見分けがつく。
彼らは一日中餌場にいるわけではない。暫くすると何処かに飛んで行って、時間をおいてはまたやって来る。もしかしたら群れが違うのかもしれない。
画像は、今朝会社の出がけに、自分の部屋から窓越しに写した写真だ。一つの餌箱に十数羽がひしめき合って食べている。(2015.06.17)