2015-09-02
795) 成長企業
『 アパレル業界で右肩上がりの好業績を支えに「独り勝ち」を続けてきた「ユニクロ」だが、一転して逆境にさらされている。今年6、7月と2か月連続で国内既存店売上高が前年同月比でマイナスに沈んだことから、〈異変〉〈苦境〉〈黄信号〉との報道も目立つようになった。 』
今朝のYAHOOニュースの冒頭部分である。前年同月比の売上高がマイナスになったということがニュースになっている。なんだかおかしな気分になった。
ユニクロといえば、山口県の小さな衣料品店からスタートして、柳井社長一代にして急成長を続け、世界的な存在になった企業だと承知している。
ユニクロは見方によれば急成長し過ぎた企業である。
それでもユニクロはまだ成長し続けなければいけないのだろうか。
生き物には成熟期があり、停滞期があり、衰退期がある。
企業の成長には「もういい」という限度はないのだろうか。
企業がテゲテゲなところで成長を停めることは悪なのだろうか。
あの企業もこの企業も成長し続けたらどんな世の中が出来上がるのだろうか。
飽くなき規模の拡大や利益の追求が資本主義社会の宿命なのかもしれない。それが社会を発展させるのだろう。しかしなんだか怖い気もする。
とは言いながら・・・我が社も急成長とはいわず、少しずつでも成長しないことには、この競争社会で生き抜いてゆけないのは事実である。(2015.09.02)
画像 : 福聚寺、瓦などを塗り込めた塀