806) 久住高原ドライブの旅
楽しかった久住高原ドライブの旅を、
忘却の彼方に押しやらないために、
簡単におもな行程だけをメモしておく。
画像:竜門の滝(夏は子供たちの滝滑りで賑わうという)
9月22日、8時30分、自宅を愛車で出発。
古賀インターで九州自動車道に乗り鳥栖から大分自動車道へ。
久住インターで降りてカーナビを頼りに①『竜門の滝』へ。
テレビではよくお目にかかる2段に分かれた特徴ある滝。
夏場は滝滑りで賑わうというが、今時は水流が少なくて迫力に欠けた。
インターから滝までの距離は予想以上に遠かった。
次に向かったのは②『九酔渓』、渓流を横目に眺めながらのドライブ。
細くてもいいから、散策道が付けられていたら、と思う。
山道の途中で食べたそばが美味だった。
③『九重夢大吊橋』に行く予定だったが駐車場を待つ車で大渋滞。
大変な時間を食いそうだったので、大吊橋をすっ飛ばして筋湯温泉へ。
筋湯温泉では④『小松地獄』を歩いた後⑤『九電地熱発電所』を見学。
早めに長者原温泉のホテル⑥『花山酔』(旧、九重西鉄ホテル)に投宿。
周囲の山が目の前に雄大に眺められるホテルだった。
翌朝、一瞬の間だけ三俣山にかかった不思議な雲が印象に残っている。
9月23日。早朝、ホテルの近くの⑦『たで原湿原』を散策。
広大な湿原には木造の散策道が延々と延びている。
原野にはヒゴダイなどの野生の花がちらほらと咲いている。
野鳥も多いらしいが、それは見掛けなかった。
湿原の後は気持ちの良い高原の道をドライブして⑧『ガンジーファーム』へ。
ガンジーという種類の乳牛が飼われているらしいが、
近くでその牛を見れるでもなく、評判のアイスクリームを食べただけで帰った。
おつぎは⑨『くじゅう花公園』へ。広い敷地に様々な花々が溢れている。
今が見ごろの花は赤と白と青に分けて植栽されたサルビア。
この施設を維持するためには、膨大な人手とお金がかかることだろう。
つぎは花公園の近くに位置する⑩『久住ワイナリー』へ。
運転する身で試飲するわけにもいかず早々に退散。
この後は熊本県に入って⑪『産山牧場』。
小さな子供をのんびりと安全に遊ばせるに適したような施設だった。
⑫『池山水源』。久住の山々の水が地下から染み出てくる水源だという。
名水百選にも選ばれた美味しい水で、大野川の源流になるらしい。
⑬『ヒゴダイ公園』。分かりにくい狭い道を辿り、着いた公園は山上の草原。
草原の中にヒゴダイが青い坊主頭をニョキニョキと突き出している。
盛りの時期を過ぎて、鮮やかな青が鈍く変色しているのが残念だった。
本日の宿舎はホームページで調べた長湯温泉の⑭『水神の森』。
ホームページで見て期待したほどのお宿ではなかったが、
高温と低温、2つの浴槽からなる温泉には特徴があった。
宿泊客は四国から来たという同年輩の夫婦と2組だけ。
一緒に食事しながら話がはずんだ。
お客人は話のタネにとしきりにラムネ温泉の入浴を勧めてくれる。
9月24日。3日目は自宅に帰るだけだ。
昨夜のお客人に義理を感じて⑮『ラムネ温泉』に立ち寄ることにした。
ちょっとだけでも、浸かったという実績を作ればよかろうと考えた。
20分で出ようと妻と約束して男女の浴槽に分かれたのがまずかった。
1時間でも2時間でも、浸かっておきたい、とてもいい温泉だった。
時すでに遅しである。ラムネ温泉に心を残して帰途についた。
目的であった妻のリフレッシュには効果ありの旅、だったと思う。
(2015.09.28)