毎夕刻、定時に退社し同じ電車に乗る。

車内で見掛ける顔は毎日だいたい同じだ。

定年過ぎかと思える年配者が結構多い。

再雇用で働いている定時退社組かもしれない。

折尾駅で降りてバス停に急ぐ。

バス停には市営バスが待っていてすぐに発車する。

会社を出て自宅の玄関までが1時間10分。

お風呂に入ったらすぐに晩酌だ。

ところがこの電車、2日に1日位の割で遅れるのである。

最初に停まる西小倉駅で遅延する旨の車内放送がある。

「列車待ち合わせのため・・・」

どうも日田彦山線の列車到着を待っているようだ。

2分遅れまでは、走ればバスに間に合う。

3分遅れだと、目の前でバスが出てしまう。

走った後の荒い息を吐きながら次のバスを待つ。

次のバスは15分後、寒風の中を待つのは辛いものがある。

ＪＲや市営バスのダイヤを少し変えてくれないかと思う。

　　①日田彦山線は列車遅れを見込んで5分早いダイヤにする。

　　②日田彦山線の接続待ちをしない。

　　　　　（鹿児島本線はどうせ10分おきに電車があるのだから）

　　③市営バスの発車時刻を5分間遅くしてもらう。

しかし、これは自分の都合だけ考えた改善案だ。

おおぜいの人様に迷惑をおよぼさなくとも

自分の晩酌が15分遅くなるのを我慢すればすむことではある。

考えることが小さい、小さい。

　　　　　　　　　　　　（2016.01.28）