2016-04-18
904) 地震 Ⅱ
金曜日に地震のことを書いた。
今から思うと軽々しい文章だったと後悔している。
土曜・日曜と地震の報道に浸かりながら過ごした。
最初の震度7の地震が前震だったという。
日曜夜中の本震の揺れはすさまじかった。
真夜中に目を覚まし何が何か判断がつかなかった。
時間とともに被害の大きさが明らかになった。
死者も行方不明者も急増した。
橋が落ち、道路が寸断され、鉄道もとまった。
水道がとまり、電気が来なくなった。
日曜日、熊本の知人に電話した。
先程まで水を求めてさまよっていた・・・
水が出ないから何よりもトイレに困っている・・・
庭に穴を掘ろうかと思っている・・・
建物が壊れなかったのは幸いだったが・・・
家の中は落ちてきた物で散乱している・・・
気落ちして片付ける気力も湧かない・・・
被害が小さかったという知人でも途方にくれている。
家が壊れ、親戚縁者を失くした人の失意はいかほどのものか。
ひっきりなしの余震で気がかりな我が家に近づけない人も多かろう。
防ぎようのない、自然の猛威を思い知らされる。
(2016.04.18)