934) 市営バスの中で
毎日、市営バスとJR電車を乗り継いで通勤している。
市営バスの乗車時間は約20分間、結構長い。
その市営バスの中で目に付いた最近の風景を5つ。
①運転手募集のポスター。
運転手不足なのか、常時運転手を募集している。
採用区分は有期雇用の嘱託員採用となっている。
バスの運転はバス会社にとって最重要業務のはずだ。
その運転手が身分不安定な非正規雇用でいいのだろうか。
民間企業の非正規雇用の拡大がマスコミの攻撃の的になっているというのに・・・
②バス利用を勧めるポスター
全国的にバスの利用者が減少しているらしい。
市営バスも例にもれず利用者が減少して経営が苦しいそうだ。
そこで市民にバスの利用を呼びかけるためのポスターである。
「みなさん、今までより月1回多くバスに乗ってください」
お金を市民の財布から、市の財布に移してくれというのが面白い。
③女性の運転手さん
ついこの前まで女性の運転手さんは少なかった。
女性の声で案内があると珍しく感じたものだった。
最近は増えた、珍しくもなくなった。
女性の社会進出の一つの証しなのだろう。
あるいは嘱託員採用と女性の増加には関係があるのだろうか。
④大型バスから小型バスまで
いろんな大きさのバスがあって、路線によって使い分けしているようだ。
私が乗る路線のバスは最も大型で、しかもいつも超満員だ。
小型のバスで、がらがらの乗客で走っている路線もある。
もう少し何とかならないのかなあ、と思わないでもない。
⑤乗車マナー
私の乗る路線は高校生の乗客が多い。
座席にはカバンを座らせて、満員になってもどけようともしない。
座席を空けてくれるように頼むと、チェッという声とともに睨まれる。
弱った老人、お腹の大きな妊婦、誰が乗ってきても席を譲ることはない。
そして座った途端に傍若無人、お化粧に専念する学生も少なくない。
(2016.06.09)