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てげてげブログ
2016-07-29

963) 東京都知事選

投開票日が明後日に迫ったのに東京都知事選の報道が少ない。知事選とは言え、首都東京の知事選である。国全体に対する影響も大きいはずだ。もっと騒いでもよさそうなものじゃないかと感じている。


何日か前、世論調査の結果として小池百合子氏が一歩先行という報道がされた。以来、マスコミは少し関心を失ったようだ。やはり与野党真っ向対決でないとマスコミにとっては面白くないのかもしれない。


明後日、世論調査通りの結果が出たとすれば、という仮定の上で、早々と都知事選の感想を書いてみた。

所属する自民党を敵に回し、孤立無援の悲劇の主人公を演じる小池百合子氏については、師匠小泉純一郎氏ゆずりの勝負勘を称賛せねばなるまい。ここぞというところで乾坤一擲の勝負をかけ、何があっても譲らなかったその勝負勘と度胸には感服する。


自民党に担ぎ出された増田寛也氏は、気の毒なことだと思う。自民党からどんな殺し文句で口説かれたのか知らない。何らかの使命感をもって出馬したはずだが、選挙に出るよりもむしろ岩手県、田舎の名知事で生涯を閉じれば良かったものを、と思わないでもない。


民進党、共産党他野党4党の統一候補だった鳥越俊太郎氏は、絶対の自信をもって後出しじゃんけんを出したのだろう。しかし過去の女性問題など、隠していたプライベートな秘密を引っ張り出されてしまった。雉も鳴かずば撃たれまい。


自民党は小池氏を説得できず、別の候補をたてて、しかも反乱軍の小池氏に負けたとあっては、みっともないの一言だ。しかも大事な時に統制がとれないという、昔ながらの組織実態を曝してしまった。


民進党は参院選に引き続いて、共産党との共闘という禁断の木の実を食べた。党内にも反対者が多いようだが、共産党と共闘することによって、増える票と逃げる票とどちらが多いのだろうか。自民党に代わって政権を担える責任野党を期待する私からすれば、共産党との共闘などあってはならないことだと思っている。


ともかく明後日は東京都民の審判がくだる。どんな結果が出ることやら。(2016.07.29)

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