2016-07-28
962) 加齢と体力
退社時に乗るJR電車はだいたい決まっている。
この電車、西小倉駅で日田彦山線の列車と接続する。
そして接続列車待ちで数分間停車することが多い。
折尾駅で電車を降りて市営バスに乗り換える。
電車からバスへ、4分間の乗り換え時間しかない。
急いで階段を駆け下りてバス停まで走る。
目の前でバスが発車して悔しい思いをすることがしょっちゅうだ。
あの接続列車待ちがなければ間に合っていたのに・・・
次のバスが出るまで15分も待たなければいけない。
バスに乗り損ねた人の中に次のバス停まで走る人が数人いる。
途中に信号や踏切があるのでバスの先回りが出来るのだ。
先日、私もその人たちに続いてみた。
走る距離はせいぜい200~300メートル、バスにはなんとか間に合った。
しかし心臓はばくばく、脚はもつれる、目の前は真っ暗、ぶっ倒れる寸前・・・
バスに乗ってからもゼーゼー荒い息はしばらく止まらなかった。
若い頃ならこんなことにはならなかったはずだと後悔しても後の祭り。
体力のなくなった74歳の老人には無理な挑戦だったと思い知らされた。
そして2度とこんな無謀な挑戦はすまいと固く心に決めたのだった。
(2016.07.28)