2016-09-27
992) 見栄え
通勤時、毎朝夕、バスの車窓から眺めて通る私立の学校がある。敷地内には経済学部と体育学部をもつ男女共学の大学がある。女子大学と女子の短期大学がある。さらに付属の高校があるし、自動車学校も持っている学園だ。
数年前までは周りを薄汚れたブロック塀が囲み、内部の様子が見えない、無粋で暗い印象の学校だった。それがここ数年で様子を一変した。今年が仕上げの年なのか、大々的に工事をやっている。ブロック塀が、見透しの効く金属製のカッコイイ柵に変わった。東京の迎賓館の柵みたいなあれである。
学校の内部が観とおせるようになってみると、キャンパスの中にはタイル張りの綺麗な校舎や体育館やその他の施設が立ち並んで、華やかだ。外から見えるようになったから、汚い所を整備して綺麗にしたのかもしれないが、これだけで学校の格が何ランクも上がったように感じさせる。来年以降、きっと受験生が増えることだろうと思う。そしてそれはこの学園の経営を潤すことになる。
やっぱり見栄えは大事だなぁ、と思うのである。(2016.09.27)