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てげてげブログ
2017-03-03

1017) 暗殺


新聞、テレビでは金正男氏暗殺事件に関するニュースが依然として続いている。それだけショッキングな事件だったということだ。

外国籍(ベトナムとインドネシアだったか?)の女2人は起訴されるらしいが、マレーシア当局に逮捕されていた北朝鮮籍の男は釈放されるらしい。主犯格の男たちは北朝鮮に帰ってしまったし、関与したと報道された大使館所属の外交官も外交官特権を使って姿を消したままだ。


これでこの事件に対する北朝鮮の関与はうやむやになってしまうのだろう。女2人についても、計画的な殺人を立証するのは困難なのではないかと思う。

結局、この不気味な事件も、真相を解明することが出来ず、すっきりしないまま幕引きになりそうな気がする。

また北朝鮮の外交当局は、殺害されたのは金正男ではない別人だと言い張っていた。そして最近は心臓発作が原因の病死だと言い募っている。嘘とわかっていることを、なんとも堂々としたものだ。


この次は長兄正男氏の長男が狙われ、逃げているという報道もあった。金正雲委員長には金正哲という次兄もいたはずだ。正哲氏は暗殺されてはいないのだろうか。これから先、生かされていくのだろうか。秘密のベールに包まれた国である。


昔々、わが国でも権力者が自らの地位や権力を盤石のものにするために、親や兄弟の命を奪ったという事件があった。源頼朝は弟の義経を殺した。戦国時代にも親を殺し、兄弟を殺した武将が数多くいたと記憶している。

独裁者の猜疑心はなんとも恐ろしい。(2017.03.03)

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