言うまでもないことだが、売上は毎月変動するよりも平準化した方が経営は安定する。ところが人材紹介事業は月々の変動が大きい業種である。規模の大きい会社なら部門間で補い合って平準化するのだろうが、当社のように規模の小さい会社では毎月売上高が大きく上下する。偶然に何件も固まって決まることもあれば、売上ゼロの月もある。その日暮らし、出たとこ勝負、賭博的な業種だな、と思うことがある。

それでも6ヶ月まとめて半期、半期でみてみると結構平準化されているものである。今年度上期、既に4ヶ月が経過したところでその成果を振り返ってみる。残りは2ヶ月だが、上期売上に貢献できる活動期間はというと、実質1ヶ月しか残っていない。その状態で売上計画に対して実績が90％、計画達成まであと一歩というところまで来ている。この数字だけならまずまずの成績と言えるだろう。あとひと踏ん張りで2015年下期以来、3期（1年半）ぶりの予算達成が可能なのである。

しかし数字だけで実態はわからない。詳細に中味を見てみると、現在進行中、仕掛中の案件が少ないというのが苦しいところだ。一度諦めた案件の中に、掘り起こし可能なものはないだろうか？途中で眠っている案件はないだろうか？新規の登録を増やせないだろうか？

みんなの工夫と努力で計画を達成し、達成感をもってこの上期を終えたいものである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2017.08.03）