2017-09-13
1102) 今朝のある風景
その行列と鉢合わせしたのは、今朝の出勤時、小倉駅の前だった。10数名の集団だった。先頭の女性は達筆な字で「天理王命」と染め抜かれた旗を持っていた。行列の数メートル前には集団の様子を写真に収めているカメラの担当者もいた。みんな白いシャツに黒っぽいズボン、きちんとした学生さんという雰囲気だった。中に中年の男性も混じっていたが・・・
済んだ音色の拍子木に合わせてみんなで何かの言葉を唱和しながら一列に並んで歩いていた。何と言っていたのかは判らない。
思い切ってカメラ担当の男性に聞いてみた。天理教の布教活動だという。
小さなリーフレットを貰ったので開いてみるとそこには「雨の日も、風の日も、幸せはそこにあるのです。・・・天理教の教祖はどんな境遇にあっても、心の持ちよう一つで喜びを味わうことのできる道を教えられました。・・・」と天理教の教えが簡単に記されていた。
宗教の布教については、朝晩小倉駅のデッキでパンフレットを配っているキリスト教の団体がある。家庭を回って布教する団体もある。信教というのは個人の心の奥底の問題であり、他人に押し付けられるものではないと思っている。だから宗教団体の布教活動にたいしては、これまで極めて冷淡な対応を続けてきた。なのに今日は新たなスタイルの団体の出現に好奇心をそそられて、ついつい脇が少し甘くなったようだ。(2017.09.13)