2017-11-06
1125) プロ野球日本シリーズ
プロ野球に格段の関心があるわけではない。しかし日本シリーズだけはテレビ観戦させてもらった。応援するのはもちろん地元福岡のソフトバンクホークス。セリーグより強いと言われているパリーグのシーズン優勝チームである。
対するは弱いと言われるセリーグにおけるシーズン3位チームのディーエヌエー。最初からソフトバンクの優勝は間違いないと思っていた。
1,2,3戦のソフトバンク勝利でやっぱりな、このまま4連勝かもと思った。ところがどっこい、ディーエヌエーが4戦、5戦と連勝した。6戦目も3対1とディーエヌエーが逆転リードして終盤に入った。この試合、ソフトバンクは負けて最終戦にもつれこむんじゃないかという雰囲気になった。
しかし工藤監督の采配はこの一戦にかけていたようだ。
その一つ目。負けているのにモイネロ、岩崎、サファテという勝利の方程式を使った。こりゃ、この試合で決着をつけるつもりだな、と感じさせた。それが9回、内川の同点ホームランを呼び込んだ。
二つ目。延長戦に入りサファテに3回も投げさせた。普通は1回しか投げない投手である。明日の試合のことは念頭にないのだなと感じさせた。サファテは期待に応えて3回をぴしゃりと抑えた。
三つ目。延長11回、ランナーで出た主砲内川に代走を送った。次の回のことは考えない、この回で決着をつけるんだという執念を感じさせた。それに応えて川島が決勝打を打った。
指揮官の強い意志に、選手が見事に応えて、見事なサヨナラ勝ちを演じた試合だった。応援するソフトバンクが優勝したからそのように感じるのかもしれないが、まことに見ごたえのある日本シリーズだった・・・と思う。(2017.11.06)