2018-04-16
1165) 最強の官庁
官庁は種々の権限を持って民間を統制する。
大なり小なり、官庁の指導や統制に従って民間は動く。
これは官庁を民間が信頼していればこそのことだ。
「最強の官庁」「官庁の中の官庁」・・・財務省はこう呼ばれる。
官庁の中でも財務省はずば抜けた力、権限を保持しているからだという。
その財務省が近頃、ブザマなほどにたるんできたようだ。
権力者に対する過度の忖度。
不当安値の国有地払下げ。
公文書の隠蔽や改竄。
嘘の事実の口裏合わせ。
官僚トップ(事務次官)のセクハラ事件。
権限を持ち過ぎたが故に、財務省は腐れ始めたのかもしれない。
日本の官僚組織はそんなものじゃなかったはずだ。
長期的視点、不偏不党、公僕、滅私奉公、国民全体の利益。
日本の官僚には、そんな言葉の方が似つかわしい。
そして大多数の官僚はまだそれを捨てていないと思うのだが。
(2018.04.16)