危険タックルというのか、反則タックルというのか知らない。テレビ画面に日大アメフト部のニュースが出ない日はない。事件から1ヶ月過ぎても、まだまだ終息する気配はない。この問題は最後には最終責任者である日大理事長の辞任にまで行き着くのかもしれない。

内田前監督の特異と思える性格、そこから発したのであろう、選手への非常識な指示が問題の発火点だった。大学側の鈍くて遅く、そのくせ無愛想で高飛車な対応が火に油を注いだ。

日大が世論の高まりを読めなかったことや、常務理事であり次期理事長を噂されるほどの実力者でもあった前監督への過剰な遠慮等、色んな要因があったのだろうが、初期の対応が違ったものであれば、ここまで大きな問題にはならなかったのだろう。

話はずれるが、この問題発生の当初から、選手の両親だとか、父親だとか、はては父兄会だとかという名前が頻繁に出てくるのには違和感を覚えている。今は、大学生にもなって、その部活動に親が絡まなければならない、そんな時代なのだろうか、と思うのである。（2018.06.04）