2023-06-30
1290)オオタニサン
すぐにテレビをつけて、新聞を読むのも、朝食をとるのも、髭剃りも、歯磨きも、トイレも、身支度も、今朝は何もかも、テレビを横目で見ながらのナガラ族だった。
オオタニサンのホームランを期待したが、私の希望通りに運ぶはずもなく、空振り三振、空振り三振の後、申告敬遠、そして四球を選んだところで時計は7時20分、出勤の時間になってやむなくテレビ観戦を諦めた。
会社に着いてインターネットのエンゼルス速報を開いてみた。びっくりした。私が電車に乗って居眠りしている間に、オオタニサンは9回裏、2死からの土壇場で、特大の29号2ランホームランをフェンスの向こうに放り込んでいたのである。
オオタニサンは化け物だ。恵まれた体格や体力、恵まれた運動神経、野球一途でストイックな生活、人一倍の努力、それを貫くことの出来る強い意志力、誰からも好かれる円満な人柄、謙虚な態度、人懐っこい笑顔、何もかもが素晴らしい。神は一人の人間に何もかもを与えてしまった。不公平だ・・・と思わないでもない。
(2023/06/30)