今朝、バスの乗客向けに車内に貼ってあった2種類のポスターが気になった。

　一つは『バス車内の乗務員氏名札の廃止について』と題するポスターである。中身はというと「道路運送法に係る法律が改正され、車内での乗務員氏名の掲示義務が廃止された。」「これに伴い北九州市営バスでも社内掲示を廃止する」というものだ。

　どうでもいいようなこんな細かいことまで法律で決めているのか、と呆れてしまったというのが最初の正直な印象である。

　また、これもどうでもいいような話だが、法律を変えてまで氏名掲示を廃止する理由が分からないという不気味さである。わざわざ変えるのには、何か大きな理由があるのだろうと思うのだが、なんだろうか（？）最近うるさくなってきた個人情報の問題か、あるいはもっと別な重要問題があるのだろうか（？）

　ともかくも8月16日から実施されるという。

　もう一つのポスターは『乗って守ろう』題したもので、背景に市街地を走る市営バスが写っている。補足して『知ってほしい。市営バス全路線の84％が赤字です』という文言が続く。

　市営バスは赤字だからみなさん市営バスに乗ってくださいという趣旨だろうと思うのだが、それを見るのはみんな今、市営バスに乗っている乗客である。そしてその大部分が日頃から市営バスを利用している愛好者である。

　ポスターを貼る場所が違うのではなかろうかと思うのだが（？）

　　　　　　　　　　　　　　（2023/09/11）