2024-02-07
1427)もしトラ
米国の大統領選挙で、もしもトランプが再選されたらどうなるか、という意味で使われ、世界中が注視し、恐れているという。
思い出している。前々回の大統領選。おおかたの予想を裏切ってトランプが大統領選を制した。トランプがその地位にあった4年間、世界中がトランプに振り回された。アメリカはそれまで自他ともに認めていた世界のリーダーたる立場を投げ捨てて、臆面もなくアメリカ第一主義、保護主義、同盟軽視の旗を掲げて世界中を引っ掻き回したのではなかったか。
その反省があったからか、前回大統領選では米国民はトランプを降ろして民主党のバイデンを選んだ。そして今回の大統領選。
11月の本選を前に、最近は「もしトラ」から「ほぼトラ」に進行していると言われている。トランプが共和党の予備選で勝つのは確実、そして本選挙でも不人気の民主党バイデンを負かすのがほぼ確実だというのである。
民主主義の伝道者として民主主義を世界中に教え、広め、時には武力を行使してでもそれを押し付けてきた米国である。その米国民の民主的な選択に文句を言ったら罰が当たるというものだ。
(2024/02/07)