2024-04-26
1474)経鼻経管栄養
無駄足だったかと諦めて帰りかけたところに主治医の先生と鉢合わせた。先生からは昨日から今日にかけての病状の説明があった。内容的には昼間、電話で聞いたことと変わりなかったが、その他に先生から新たな課題をもらった。
一つは転院に関すること。入院期間2週間をめどに、慢性期の病院に転院しなければならないとして、勧めたい病院名も上げながら説明があった。
もう一つは食事について。食事量が増えない時、あるいは誤嚥が心配な時にどうするかという課題である。経鼻経管(鼻チューブ)栄養にするか、胃瘻栄養にするか決めておいてくれという要請があった。
いずれも近々に私の気持ちを固めなければならない課題だ。病状にせよ、転院にせよ、栄養問題にせよ、だんだんと土俵際に追い詰められているような気分になってきた。
(今日の妻の様子)
病院に行った。丁度妻に食事をさせようとしているところだった。ペースト状にすり潰した食べ物が5種類、お椀に入っていた。白いものからグリーンのもの、色とりどり鮮やかだった。担当の係の人は、匙ですくって少しずつ食べさせては、喉元を触って嚥下していることを確かめていた。「喉のゴロゴロが酷くなってきたからこの辺でやめましょうかね」と言って食事を打ち切ったのは1時間近く経ったころだった。半分くらい食べたのだろうか。
主治医には、栄養補給には胃瘻ではなく鼻チューブを望むことを伝えた。主治医は鼻チューブにすぐには移行しないことと熱があるのですぐには転院も難しいだろうと言ってくれた。一安心して病院を出た。
(2024/04/26)