毎朝、起きてすぐに雨戸を開ける。庭の雑草が嫌でも目に入る。さして広くもない庭に、雑草が我が物顔に伸び放題だ。私の身長より高く伸びた草もあり、小さなジャングルの様相を呈している。外から見たらきっと空き家と思われるだろう。

　草抜きをしなくちゃな、といつも思う。この次の土日休みには草抜きをしようと覚悟する。しかし実際に土日が来ると腰が上がらない。雨が降ってくれないか、と天候のせいにしたがる始末だ。若い頃は庭木の手入れや草抜きなど、休みのたびによく働いたものだ。加齢とともに身体を動かすのが億劫になり、怠け者になってしまった。

　明日からまた土日の休みが来る。盆・正月には息子たちが帰省するかもしれないし、このままではあまりにもみっともない。気は進まないけど、やっぱり頑張ってみるか、と今朝は雨戸を繰りながら覚悟を新たにするのだった。

　　　　　　　　　　　　　　　（2024/06/14）