酔っぱらって何処かで転倒して、頭と腰に怪我をしてから2ヶ月が経過した。頭の怪我は、下手をすると命に係わったかもしれないと思える怪我だったが、幸いにも外傷が癒え、脳味噌の機能も影響を受けることなく治まったようだ。

　しかし腰の怪我は、いまだに私を苦しめている。10年ほど前にも、酔って転倒して怪我をし、圧迫骨折という診断を受けた。レントゲン写真では腰椎にひしゃげたその痕跡が残っているという。今回はその上部の胸椎を痛めた圧迫骨折らしい。

　負傷当初は、激痛が襲ってきた。特に寝ていて起き上がる時が痛かった。次第に激痛の回数が減り、今は動きはじめに比較的に軽い痛みを感じるのと、常時腰におもりを仕込んだような鈍痛が残っている。このため急ぐ時も早く歩けない。歩くだけでなく、何かにつけて鈍重になった。一気に5歳くらい年とったような感覚だ。

　治療と言っても、積極的な治療はしてくれない。常時コルセットを装着し、痛み止めの薬を服用しながら、痛みが去るのを待っているような治療だ。もっと積極的な治療はないのかと、医者不信に陥りかけたが、それでもここまで回復したのだから、この医者を信用して治療を続けるしかあるまいと思い始めている。

　　　　　　　　　　　　　　　（2024/09/10）