お隣の国、韓国には「大統領とは、監獄行き一歩手前の職業」という俗説があるらしい。納得できる俗説だ。詳しいことは忘れたが、韓国の大統領は次から次に、その職を辞した後、あるいは在職中にも逮捕され、獄舎に繋がれてきたという印象が残っている。逮捕後自殺した大統領もいた。韓国の大統領にだけはなりたくない（勿論、なれはしないのだが・・）と思ったものである。

（ネットで調べてみたら、歴代大統領12人中、5人が検察に出頭してうち4人が実刑を受け、1人が自殺したという記録が出てきた。）

　今回もまた歴史は繰り返すのだろうか。現職のユン大統領が、突然戒厳令を宣布し、失敗に終わったのが発端だった。国会で大統領の弾劾訴追案が可決され、捜査機関が内乱の容疑で捜査を始めた。大統領は捜査機関の出頭要請を拒否しており、最後は憲法裁判所で行われる弾劾審判にもつれ込むという見方もあるらしい。国会の弾劾訴追やら、捜査機関の出頭要請やら、憲法裁判所の弾劾審判やら、韓国の法制度の中での仕組みががどうなっているのか関心もないが、本人にとっては獄舎に繋がれるかどうかの瀬戸際であり、ユン大統領も必死なのだろう。

　それにしても韓国の大統領はみんなどうして不幸になるのだろう？

　　　　　　　　　　　　　　　　（2024/12/26）