
2025-05-15
2005)リストラに思う
さらに驚くのは黒字であるにもかかわらず、これほどの大ナタを振るうというのである。「社員1人当たりの生産性が高い組織」へ構造改革を進めるためだという。「赤字になってからではお金も時間も余裕がなくなるので、利益が出ている今こそ」それをするのだともいう。
アメリカ流の合理主義にたつとそのような判断になるのかもしれない。しかしそのために会社を去らねばならぬ社員の痛みをどう考えたのだろうか(?)創業者松下幸之助氏はこの合理主義優等生の経営判断をどのように感じるだろうか(?)
パナソニックだけではない、世の中全般に同じような傾向があるように感じられて悲しい。株主重視の風潮や、物言う株主から身を守ろうとする経営陣の姿勢やらがそうさせるのかもしれない。そしてモノを言わない社員が悲しい思いをすることになるのであろう。
(2025/05/15)