
2025-05-26
2012)大腸検査結果
当日は9時前に病院に着き、腸内を洗浄する下剤を飲み始めた。2時間半ほどをかけて2リットルの下剤を飲み干した。その間には何回もトイレに行き、腸内の便を排出した。排出された便は次第に固形物が少なくなり、水のように変わっていった。
午後からの内視鏡検査はきつかった。検査のために腸内に空気を送り込むらしいが、そのせいか、お腹が経験したことのない異様な苦しさに襲われた。思わず便が飛び出してしまうのではないか、という感覚もあった。途中で検査を止めてくれと叫びたいほどの苦しさだった。なんとか乗り越えることが出来て、終わりましたと言われた時には涙が出るほどに嬉しかった。
終わってもお腹の膨満感は残って、気分が悪かったので、トイレに行った。便は出なかったが、大きな音をたてて数発のおならが出た。おならが出たらお腹の違和感がやっと収まった。
最後に医者から告げられた検査結果は「ポリープがいくつか認められたが、癌に変化するようなポリープではないから、切除しなかった。今日の検査は異常なし」ということだった。結果を聞いたのが17時前、朝から8時間に及ぶ難行だった。
癌が生じたとしてもこの年齢では手術する気もない。大腸の検査はこれが最後と思い決めた。生涯最後の大腸検査の感想を書き残す次第である。
(2025/05/26)