小倉駅から事務所まで、歩けば10分足らずの道すがらでの今朝の風景である。午前8時半、まだ早い時間だった。私と反対に駅に向かう通行人。行き交う人の中に日傘がやたら目に付いた。内側が黒っぽい厚手の傘が多かった。その中には男性が複数人いた。

　日傘について、昔は女性が日焼けを避けるために使う美容道具という認識を持っていた。しかし近年、この認識を変えなければいけない時代が来たようだと感じている。

　地球温暖化のせいか、このところ強い陽射しの日が続いている。テレビはしきりに熱中症対策を訴えている。こんな時代、日傘は熱中症から身を護るための必須アイテムに昇格したのかもしれない。私だってそのうちには帽子では足らずに、日傘をさすようになるかもしれない、とも思い始めたのである。

　　　　　　　　　　　　　　　（2025/06/20）