
2025-08-04
2058)難病
そのA君の奥様が亡くなったという突然の知らせを受けた。当日は飲みながら、奥様の具合が悪くて介護が大変らしいという雰囲気は感じた。ちょうど奥様の妹さんが四国から来てくれているとも話していたのを思い出す。
電話でお悔やみを言いながら、それ以上慰めようもなかった。非結核性抗酸菌症という難病だったという。有効な治療の方法がないらしい。
最近、身近で現代医学でも治療法のない病気の話をよく耳にするようになった。自らのパーキンソン病、妻の認知症の他にも、間質性肺炎、非結核性抗酸菌症等。それらの病気がいつ襲ってくるかはわからない。捕まったら治療の方法がない。いずれも高齢者に多い病気である。「老いても元気を保ち、ピンピンコロリと逝く」という理想は極めて難事のようである。
(2025/08/04)