ワールド・ベースボール・クラシック（国別野球対抗戦）がたけなわである。
　第1ラウンド。韓国にコールド勝ちしたかと思ったら、決勝では敗者復活してきた同じ韓国に完封負けして、2位で第2ラウンドに進出した日本。昨日の第2ラウンド初戦は、松坂の好投で優勝候補筆頭のキューバに快勝した。
　明日は韓国との3度目の対戦だという。勝てば決勝ラウンド進出が決定する。負ければ、決勝ラウンドのもう一つの椅子を賭けて再びキューバと対戦しそうだとか。敗者復活戦が絡み、何回も同じ対戦相手が出てきて、仕組みが分かりにくい。

　もう一つのパートでは、野球の母国、アメリカの調子がいまひとつのようである。メジャーリーグの国がどうして？と不思議な気がする。とは言え、メジャーリーガーの中身が、日本や韓国やプエルトリコやベネズエラやキューバ等からの出稼ぎの選手から成り立っているとしたらそれも当然なのかもしれない。

　もしもＷＳＣ（ワールド・スモウ・クラシック）というものをやったら、金メダルは間違いなくモンゴルだろう。日本は良くて銀メダル、悪くするとロシア連合あたりに負けて銅メダルぐらいに落ち着くのかもしれない。国技も地に落ちるということになってしまう。大相撲の関係者各位、どうぞ、そのような企画だけはなさらないように頼みます。まことに余計なお世話でした。