持ち物の自慢をするのは品性に欠ける行為だと常々思っております。
　　しかも他人に自慢できるような立派な物は殆ど持ち合わせてはおりません。テレビや冷蔵庫や洗濯機は、いつ壊れてもおかしくないような時代物です。車はあちこちを傷付けて、人前に出すのが恥ずかしいような代物です。自宅も20年以上を経た古家です。身につけるものは、時計をはじめ、安物ばっかりです。妻だけは自慢してもよいくらい立派ですが、これは物ではありません。

　　とかなんとか言いながら、先日は「JOBA」をこのブログに登場させました。もう一度だけ-----。これが最後ということでお許しをいただいて、あと一つ、ここに登場させたい持ち物があります。
　　「ルンバ」という名のお掃除ロボットです。通販では購入できるようですが、どこにでも売っているというモノではありません。私は知人に強く勧められて、半信半疑、東京出張の折に高島屋で買い求め、ぶら下げて帰りました。
　　掃除機をかけるのに、腰が痛いと言っていた妻を楽にさせてやりたいという気持ちがありました。てきめんでした。今ではとても感謝されています。

　　アメリカのNASAのセンサー技術をもとに、そこにいた技術者たちが開発した製品という触れ込みですが、まことに優れものです。直径40センチほどの円盤形、高さは10センチ程度でしょうか、掃除したい部屋に置いておけば、隅から隅まで徹底的に掃除します。本当に徹底的です。汚れたところはセンサーで感知して、綺麗になるまで何回でも掃除します。絨毯など、掃除機で掃除したのとは、足裏の感触が違います。人が見ていなくても、外出している間にも掃除を済ませてくれます。
　　充電に少し時間がかかるとか、ロボット自身の掃除は人間がしてやらなければならないとか、ロボットの邪魔になるようなものは事前に片付けておかなければならないとか、面倒なこともありますが、それを差し引いても「ルンバ」はまことに優れものです。