2009-11-24
108)駅伝 2009.11.24
若い頃は、パトカーに注意されながらも、スタートからゴールまで車でついて回って応援した。今は博多⇒小倉間のコースになったが、昔は大分、佐賀関で開催されていた。その頃は毎年、別府の保養所に泊まり込みで応援に行くのが恒例になっていた。
今はその元気はない。老いたのに加えて、育った安川電機との距離がだんだん遠くなったせいかもしれない。最近はせいぜいコースの一箇所で応援する程度だが、今年はそれも億劫で、16時過ぎから1時間30分のテレビ総集編で応援するにとどめた。
新聞の事前予想では、我が安川電機は優勝候補の一角。若手の充実が素晴らしいとのことだった。しかし肝心の1区でベテランの大黒柱が8位と大ブレーキ。こりゃあかん、と早々諦めた。しかしその後の若手選手の活躍は目覚しく、じわじわと順位を上げて、小倉城のゴールをトップで走りぬけた。3年前に続いて2回目の優勝である。
特に印象に残ったのはラストを走った新人選手。トップでたすきを受けたもののすぐに2位の旭化成に並ばれ、先行された。離されないよう必死についていく。きつそうだ。しばらくすると猛追してきた3位トヨタ九州にも並ばれた。敵は両選手共に有名選手である。我が安川電機は名前では完全な貫禄負け。そのままズルズル後退するかと思いきや、すきを突いて中盤で猛然スパート、「ありゃりゃ、スパートの時期が早すぎる!ゴールする前に潰れてしまうぞ!」というこちらの心配を尻目に、そのままゴールに飛び込むという勝負強さを見せてくれた。
たしかに若手の成長が大きかった。うまく世代交代を実現しつつあるという印象を持った。選手の補強、監督やコーチの指導がうまく噛み合っているのだろう。しかし残念ながら私自身はその若手選手達の顔も名前も知らない世代になってしまった。
元日、ニューイヤー駅伝での活躍が楽しみだ。おせち食べながら、お酒飲みながら、じっくりテレビ観戦させてもらおう。