2010-06-30
182)8強ならず 2010.6.30
劣勢ではあった。ボールを支配しているのはパラグアイの方が多かった。こぼれ球に一瞬早く反応し、これを拾った選手の多くはパラグアイだった。攻められて危ない場面が何回もあった。しかし、中沢や闘莉王が体を投げ出して防いだ。ゴールキーパーの川島は何回もシュートを止めた。
日本にも多くのチャンスがあった。クロスバーに当った松井のロングシュートは惜しかった。球があと5センチ低かったら、日本の先制点になっていた。右サイドからのパスに、ゴール前で本田が反応した強烈なシュートも惜しかった。あと少し右に飛んでいたらゴールネットを揺らしていた。その他にも「たら、れば」を言えば何点も入っていた。惜しかった。
延長も含めて120分、両チームともに死力を尽くして闘った。どちらにもあと一歩という場面が何回もあったけれど、得点に結び付けることは出来なかった。そしてPK戦。
PK戦は非情である。失敗した駒野を責めてはなるまい。しかし周囲がいくら思い遣っても、彼自身の心には生涯悔いが残るのではないかと思う。
ここまで日本チームは良くやった。期待以上の戦いぶりだった。そして明日から私は睡眠不足に悩む必要がなくなった。他国の試合はビデオで見ればすむことである。