午前3時半に目覚ましをセットした。やや早めに布団にはいった。途中、2時頃に一度目が覚めた。それからまた眠ったのだろうか、目覚まし時計の音で飛び起きた。
　　眠い目をこすりながらテレビを見た。見ていたのは2時間位だっただろうか。試合終了を見届けると同時に、短時間だが2度寝した。普段はしないことをしたせいで今は強烈に眠い。

　　格上の相手に3対1の快勝。決勝トーナメントへの進出決定。あまりサッカーを知らない人も含めて、日本中が沸き立っている。小倉駅では、朝日・読売・毎日の3大紙が揃って号外を配っていた。

　　はじめ、無理して起きるかどうか迷っていた。いつもの私はズボラな『無理しない派』である。しかし今回は無理して良かったような気がする。勝利の瞬間を見ることが出来て、自分が何か手柄をたてたような気分だ。
　　開始早々はヒヤヒヤする場面が多かった。ボールはデンマークに支配されている時間が多かった。前半、日本の2つのフリーキックからの直接ゴールは大きかった。選手も見る者もこれですっかり落ち着いた。後半1点を返されたが、慌てずすぐに3点目を奪って突き放した。それらを選手達と同時進行で味わえたのがよかった。結果を知ってから見たのでは、本田のシュートも遠藤のシュートも岡崎のシュートもこんな感動は与えてくれなかっただろう。
　　これからの私は、少しは『無理する派』に変容をとげるかもしれない。