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てげてげブログ
2010-10-19

214)3日連続で反日デモ

  16.17.日に引き続き、3日連続で18日にも武漢市中心部で反日デモが起きたという。その報道の中に以下のような記事があった。

  『一方、反日デモが再燃した四川省や河南省などでは今月に入って、賃金や立ち退き補償金の未払いに抗議する農民らと警察隊の衝突が相次ぎ発生、死傷者も出ていることが分かった。

  中国中央人民ラジオ(電子版)などによると、17日に反日デモが起きた綿陽に近い四川省の都江堰では11日、出稼ぎ農民ら数千人が住宅開発業者に未払い賃金を払うよう抗議のために集まったところ、解散させようとした警察官と衝突、農民1人が死亡した。

  16日に反日デモがあった河南省鄭州では11日、数十人の出稼ぎ農民が開いた賃金未払いへの抗議集会が警察隊に解散させられた。

  中国では内陸部を中心に、強引な不動産開発やインフラ建設をめぐり、地方政府と住民との摩擦が絶えず、出稼ぎ農民や住民らの不満が、社会不安を引き起こし始めている。不満を鬱積させている農民らが、反日を“大義名分”にデモに参加し、その一部が暴徒化した可能性もあり、事態は一段と複雑化している。』

  この産経新聞の記事が示唆しているのは、単純な反日感情だけで捉えられない、何か違った反日デモの側面である。警察隊の圧力があって体制内部への不満を表現できない農民が、一方で警察隊が解散を命じない「反日デモ」の形を借りて、鬱積した不満を吐き出しているのだ、とも読めそうである。私には何が正解かわからない。(2010.10.19)

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