2010-10-05
209)たちねぶたと不老不死温泉(旅の報告 )
最初の観光は五所川原の「立倭武多(タチネブタ)の館」。高さ22メートルの豪快なネブタが3基。毎年1基作って、1基を壊すのだという。職人が7人専任して作っているのだとか。豪快なものだった。長年すたれていたのを再興して12年とか。ネブタに添えられた立て札から察するに、原子力燃料関連団体の資金的援助があっての再興だったのかもしれない。(22メートルとか12年とか、記憶力の薄れた老人のいい加減な記憶に基づくものなので、正確ではないかもしれない)
次は太宰治の生家、斜陽館。太宰治の説明を始める頃から、ガイドさんの説明に熱が入り始めた。斜陽館は太宰の父親が明治何年とかに建てた家で、1、2階合わせて400坪を超えるという、とてつもなく大きな民家だった。米の収穫期には広い土間に米俵が積み上げられたという。生家の裕福ぶりが偲ばれた。周りにめぐらされた3メートル以上ありそうな高い煉瓦の塀は、小作農民の襲撃に備えたものだとかいう説明書きが印象的だった。
日の落ちかける頃、日本海の海岸に沿って不老不死温泉へ。夕日海岸と呼ばれる夕日の名所らしいが、天気が悪くて拝むこと叶わず。途中の千畳敷という海岸ではトイレ休憩した。北九州若松の千畳敷海岸よりも規模が大きくて、岩がごつごつと男性的な印象だった。
不老不死温泉というありがたい名前の温泉は、透明なお湯と、赤いお湯の二つの湯船をもつ温泉。赤い方が効能があるような気がして私はもっぱら赤いお湯に。印象に残ったのはホテルからはちょっと離れて海岸べりにある露天風呂だった。事故防止のためか、入浴は日の出から日の入りまでの時間帯。露天風呂は赤いお湯だった。(2010.10.05)