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てげてげブログ
2010-11-26

235)遺伝子組み換え動物

  日頃から私は、物であれ制度であれ、何か新しいものには必ず反作用が伴うと思っている。思っているというより思い込んでいると言ったほうが正しいだろう。反作用を全て防止しようとしても、人間の知恵では考え及ばない現象があるものだと思い込んでいる。

  昨夜、NHKの「クローズアップ現代」を見ていた。テーマは遺伝子組み換え動物だった。遺伝子組み換え植物・食品については聞いていたが、既に世の中には猫や蚊やしゃけ等の組み換え動物が出現しているという。日本にも組み替え猫が輸入されているらしい。
  組み換え猫は飼い主の猫アレルギー症状を予防出来るとか、組み換え蚊はでんぐ熱を媒介する蚊を退治出来るとか、組み換えしゃけは成長が早くて食糧難に貢献出来るとか、それぞれに目的や効用があるらしい。
  さらには組み換え技術によって、今までこの世の中に存在していなかった新しい生物も誕生しているという。テレビではこの新生物が生物兵器に使われないかを懸念していた。

  科学者は新しいものに惹かれる、その欲望には際限がない・・・と思う。しかし科学が生命の中身にまで踏み込んでも大丈夫なのだろうか。自然から、何か思いがけないしっぺ返しを受けないのだろうか・・・そんな心配をしながら番組を見ていた。(2010.11.26)

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