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てげてげブログ
2010-11-25

234)いちょうの木

  会社が入居している「十八銀行第一生命共同ビル」は側面が小文字通りに面して建っている。小文字通りの街路樹は銀杏(公孫樹とも書くらしい)である。広い道の両側に何百メートルにもわたって植えられている。かなりの大木である。真っ直ぐに延びた小文字通りに、綺麗に2列に並んだ銀杏の隊列を陸橋の上から眺めると壮観である。

  会費の納入その他、郵便局に行くために時々この道を歩く。銀杏の木は、夏には歩行者に日陰を提供してくれる。強い陽射しを遮ってくれる、濃くて優しい日陰である。

  半月ほど前だったか、かなり強い風の夜があった。翌朝、例によって郵便局に用事があって歩いた。ぐちゃっとするものを踏み付けた。うっかり犬の糞を踏んだかと思った。銀杏の実だった。木の下には扇形の葉っぱに混じって沢山の実が落ちていた。よく見ると実を付けている木、付けていない木・・・その時、銀杏に雌と雄があるということを思い出した。

  もうすぐ12月になる。私はこの時期、頭の中でまっ黄色になった銀杏並木をイメージしていた。今日、陸橋の上から眺める折があった。黄色になった木が2~3割程度はあるものの、てんでんばらばら、夫々が勝手な装いをしている。黄葉とは似ても似つかない木もある。
  これは異常気象のせいではないかと思った。毎年気を付けて見ているわけではない。だから去年の様子もその前のことも記憶にないのにそんなことを思った。もしかしたら、木によって黄色くなる時期がちょっとずれているだけで、これからみんな黄色い装いに変わるのかもしれないのだが。(2010.11.25)

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