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てげてげブログ
2011-01-25

255)神様の招待状

  面白い新聞記事が目に付いた。このところ新聞からの引用が続いて気が引けるのだが・・・。難しい外交の場面でもこんなエピソードがあるのか、と思わずほほが緩む話である。嘘のような話だが、わざわざ実話だと注記してあるのだから信じるしかない。
  今日の『産経新聞』一面、『明日へのフォーカス』という論説欄。論説副委員長、高畑昭男氏の署名入り記事である。本論に導入するための冒頭部分をそっくり転載する。
               ★
  オバマ米大統領と胡錦濤・中国国家主席の首脳会談が終わったが、米中会談と聞く度に、つい思い出してしまうエピソードがある。
  1975年12月、時のフォード大統領が北京を訪問した。 小平氏らとの会談を終えると、奥に導かれて、最高実力者の毛沢東氏に親しく会う機会を与えられたという。
  高齢で体力も衰えた毛氏は自らの死期が近いことをほのめかし、通訳を介して「神様はもう私に招待状を送りました」とささやいた。
  だが残念ながら、大統領は最後までその意味がつかめなかった。それでも人の良さでは折り紙つきのフォード氏だ。帰り際、気のきいた言葉を残そうとしたのか、毛氏に「早く招待状が届くといいですね!」と明るく言い放って去ったという。
  米国の中国ウオッチャーで知られるジェームス・マン氏の著書『米中奔流』(邦題)に出てくる実話だ。「人治の国」のトップに「死期が早まるといい」と言ったのも同然だから、周囲もさぞ驚いたに違いない。
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  実話だとしてこんな話を誰がリークしたのだろう。大統領自身ではないと思うし、中国から流れてくるとも思えないけれど・・・(2011.01.25)

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