2011-01-11
249)朝日駅伝
かっては全国から多くの強豪チームが集まり、熱戦を展開した。全国大学チャンピオンチームが挑戦したこともあった。しかし1チーム減り、2チーム減り、最近は九州以外の参加チームが極めて少なくなっていた。今年も九州以外の参加は、ホンダ・カネボウ・JFEスチールの3チームだけという寂しい大会となった。
主催する朝日新聞としても、九州の地方大会的な様相を濃くした駅伝大会を後援していく価値を見出せなくなったのであろう。
雪のちらつく中での最終回、62回大会。私の出身企業、安川電機は戦前の予想では、優勝候補の筆頭に上げられていた。過去の成績で最高位は3位だったと記憶している。優勝候補の筆頭どころか、一角に上げられたのも初めてのことではないだろうか。
優勝争いに絡み、4位という好成績を残した全国実業団と同じメンバーで臨んだ本大会は、確かに初優勝の絶好の機会ではあった。
結果は残念ながら50秒差の2位。エース区間、4区の出来がそのまま結果に出た。たすきを受けたのは4秒差。1位九電工の前田選手は絶好調、比べて我等がエース北島選手は調子が上がらず、この区間だけで2分26秒の大差をつけられ、優勝の望みを絶たれた。
あと一歩及ばず、朝日駅伝の歴代優勝チームの中に安川電機の名前を刻むことは出来なかった。残念ではあるが、しかし2位というのも安川電機陸上部歴史上最高の成績である。今後の活躍に期待しよう。(2011.01.11)