ブログを書く気が起こりません。原発は本当はどうなっていて、これからどうなるのでしょうか。テレビをみているとしょっちゅう余震のニュースが流れています。いつになったら安心して生活出来るようになるのでしょうか。農業も漁業も工業も甚大な影響を被っています。復興には長い時間と莫大な資金が必要でしょう。そして被災者が復興への気力や希望を持ち続けることも欠かせない要件になることでしょう。
　　日本経済全体がこれから大きく後退するのかもしれません。
　　そんな時に、つまらないことを書いていてもしょうがない・・・そんな気持ちです。

　　先日、その震災に関係するカウンセリングを経験しました。対象は公務員。国のある出先機関の人達です。地震が起きた11日の夕方に待機命令が出され、翌12日には港を出航。何をするのかも分からないまま、とにかく出航したとのこと。途中で荷物を積み込んで被災地へ。任務は食料や毛布等の救援物資と水の輸送。原発に近い相馬港や小名浜港でも荷下ろしをしたとのことで、放射能被曝を心配したそうです。検査の結果がその日に出て、全員異常がなかったと胸をなでおろしていました。帰りには海に浮いた2体の遺体を発見、しばらく眠れなかったそうです。2週間の任務を終えて帰ってきた人たちの心のケアがカウンセリングの目的でした。「公務員だから国民に奉仕するのは当たり前」という言葉が印象に残りました。

　　来週19日からオーストラリアに出かけます。帰るのは5月2日です。ブログもこれを最後にしばらくご無沙汰です。今日のブログはそれを書くのが目的でした。帰国したらまた書く気力が湧くかもしれません。（2011.04.14）